触れてごらん
2012-11-17T06:49:15+09:00
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子どもの頃は目の前のことで泣き笑い。大人になると…。晴天だ、あの日を思い出してポロリ。針のような雨が肩に落ちる、あの夜を思い出してポロリ…。甘く烈情の日々が季節の移り変わりの中に刻まれてる。
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忘れられない恋(4)
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2012-11-17T06:49:17+09:00
2012-11-17T06:49:15+09:00
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恋愛
(すぐ長くなるかもだけど)
「ねえ、ちょっときて」
バスルームをのぞきにいった彼女が、声をかける。
袖をまくしあげて、バスルームに座っている。
「足、出して」
「……え?」
「洗わせて」
「い、いいよう! 自分で洗うよ!」
「お願いだから」
いきなり変化球を側頭部にぶつけられたような気分になる。
やや狼狽しながら、靴下を脱いだ。
バスルームのドアのところに腰掛けて、足を伸ばす。
バスルームの中の彼女の方へ。
足先をやさしく持ち上げて、水をかけ、丁寧に
ゆっくりとなでるように足を洗う。
慣れないことをされているせいか、ものすごくくすぐったい。
それが、目の前の美しい女が発生させている刺激だと、
そのくすぐったさが、たまらない快感に変わる。
ややうつむいて静かに足を洗う彼女。
色が白く、とても美しい。
化粧も薄いのに、若くはじけるような肌が瑞々しく輝いている。
芸能人もたまに生で見ることはあるが、ここまで綺麗な実物というのは、無い。
たおやかな指が、足の指の間に滑りこむ。
均整の取れた体は、あだやおろそかに触れてはいけない神々しさを放っている。
こんな女性とこういう空間にいる自分が不思議で仕方ない。
なすがままに足を洗われ、恍惚の気分に浸っている。
「はい」
という彼女の言葉で我に返る。
セレモニーは終わった。
たかがそんなこと。
しかし、体験したことのないそんな出来事で
僕の気持ちは完全に彼女におちていた。
平静を保とうと必死だったが、もう泣き出しそうにメロメロになっていた。
ものすごい、好きかも。
極力、見境をなくして押し倒したりしないように、
とそればかりを気にしていた。
むしろ、穢してはいけないもののように思い始めていた。]]>
浮浪者??
http://touchme.exblog.jp/19474773/
2012-11-11T05:24:29+09:00
2012-11-11T05:24:33+09:00
2012-11-11T05:24:33+09:00
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きまぐれ
ふ、浮浪者?
…にしては、キャリーバッグ、身なりも汚くない。
うなだれていて顔は見えないが、髪の毛は・・・え?女の子??
思わず声をかけた。
今朝はさすがに、屋外に長時間いるのは寒い。
「ちょっと、どうしたの? 大丈夫?」
「あ…はい。 近所の方ですか?」
「うん、そう。」
「電車が動いてなくて…」
うっ…このコ。
「ううん、東京は4時台は電車は動いてるよ」
「ええっ!? もう?」
「うん。次は4:50で、次は5時ちょうど。そのあとは10分おきに走ってるよ」
「そんなに??」
ガクガク震えているので、コンビニで買ったホットレモン缶を渡す。
「気をつけなー。こんなところで夜を過ごすと、いろいろ危ないよ」
まったく、エロ虫の居所が悪かったら、オイラが危険因子になるところだ。
ちゅうか、明らかに、そういう展開を待つかのように、動こうとしない。
もー。今日は本当に、なんか面倒なのは嫌ったら嫌なのだ。
「とにかく、電車はもう動いてるから、どこへでもいけるよ。気をつけてね」
「ハィ~…」
30分後。よくよく考えたら、あったかいもの買いにコンビニに行ったのに、
あげちゃったから無いのを思い出し、渋々またコンビニへ。
彼女はいなくなっていた。
警官が二人、不自然に周囲をウロウロしている。
ほらー!
無駄に厄介になるところだったよ。
うっし。仕事いくか。]]>
たぬき寝入り
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2012-11-09T23:06:19+09:00
2012-11-09T23:06:32+09:00
2012-11-09T23:06:32+09:00
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きまぐれ
ほかの連中の議論が白熱してたので、冗談のつもりで
「狸寝入りしまーす」と目をつぶる。
気がついたら、めっちゃ笑われてた。。。
ん?
ここどこ?
「狸寝入りって、爆睡のことなんですね」
きゃ~
]]>
しこたま。
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2012-11-09T05:01:00+09:00
2012-11-09T05:06:05+09:00
2012-11-09T05:01:05+09:00
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きまぐれ
たまにある。
検査の結果は正常で、言ってはいけない一言を医者は言う。
「ま、ストレスでしょう」
私には、ストレスがない。
あんなもの、あると思うからあって、ないと思えばないのだ。
だから、ないことにしとくほうが合理的なのだ(笑)
いや、ここではなるべく素直に白状しよう。
死ぬほどある。
自ら絶ちたいと思う気質ではないが、
「あ~、この状況、普通の根性の人なら、世をはかなむね」
というシーンはたくさんある。
走馬灯のようによみがえる名場面(笑)。 ああ~、懐かしいねえ(遠い目)
信頼していた提携先に突如裏切られたりとか、
腹心の部下の謀反でスタッフの半分を失ったりとか、
そういうのはまだ可愛いレベル。
おぞましくて書く気力もわかないことも、ひとつふたつじゃない。
さっさと走馬灯を消せ。だれだ点けたの? あ俺か。
まあ、普通ぶっ壊れるレベルにいるときは、
やはりそれなりに心の負担にはなっているのは、自覚がある。
自分が意外にチキン野郎なこともわかっている。
プライベートであまり遊べないのもチキンの証。
チキンだからこそ、そこでストレスだと認定すっと、それにとらわれて足が前に出なくなる。
なので、この状況は他人事だと考えて、とにかく目立たぬように、
地味なことからコツコツ修復していく。
「こういうときに限って、ダメ押しのトラブルが起こるもんさ」と思っていれば、
ホントになにか起こっても動じない。
さほどショックを食らわず、粛々と対処できる。ダメ押しがなければ、幸運だったと思える。
そしていつしか
「強靭な人」というレッテルが貼られている。
なんでも上手いことこなす、みたいに思われている。
うーん。
真逆なんだけどなあ。
ま、ストレスはないけどね。
なんすかそれ?]]>
ひどい忙しさ (ファン限定ってなんだろ?やってみるか)
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2012-11-08T04:21:00+09:00
2012-11-08T04:21:28+09:00
2012-11-08T04:20:48+09:00
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エッチ
秋の空気
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2012-10-24T02:55:00+09:00
2012-10-24T02:56:02+09:00
2012-10-24T02:55:46+09:00
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きまぐれ
賑やかな客が、いつの間にか帰ってしまったように。
バス停まで追いかけてっても、もう姿はどこにもない。
昨年はあまり感じなかったが、今年は、日に日に涼しくなるのが寂しくて仕方ない。
肩口がやけに寂しい。
鍋でも食えば、冬が楽しみになるのだろうか。
いいねえ。
でもちがう。人のぬくもりが恋しいのだ。たぶん。
]]>
こんなに堅くなって・・・
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2012-10-23T06:38:00+09:00
2012-10-24T02:47:43+09:00
2012-10-23T06:38:27+09:00
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きまぐれ
が、どーにも生々しいので、ちょこちょこ直している。
チェック&修正、となんかもはや、仕事と同じ脳を使っている。
やがて、そんなお呼びでない仕事脳が・・・・なにかと邪魔をする。
「そもそも、生々しさこそブログ記事の醍醐味なのでは!?」とか。
「万が一、相手が読んだらどうするの??」とか。
「つうか、仕事しろよ」とか。
そのジレンマで、脳が堅くなる。
賢くなって欲しいのに、貝 はこなくて 土 が来る。
んー。でも、賢くなっちゃうと、
「こんなもの書いてる暇あったら、その労力で女口説いていいことしろよ」
とか
「こんなもの書いてる暇あったら、とっとと寝なさいよ」
とか
結論が 「書かない」方面へ一直線な気がする。
おバカでありたい理由のなにか、を自分が抱えていることに気づく。
ひるがえって、自分がだれかのブログ読者であるとき。
ざわつく心を 整理できないまま、ほとばしるまま書き連ねているものに心が動く。
それはなんとなく、
紺碧の海の底で、高水圧に押しつぶされそうになりながら、
へしゃげかけた気持ちを吐露する人魚のつぶやきのよう。
へしゃげかけた気持ちなんぞ、本来は美しいはずもない。
それでも、そのリアル感と、どこか崇高な碧さに、尊ぶべき魂を感じる。
とかなんとか書いてても、腹がへる。
塩辛どんぶり飯でも食べるかあ~]]>
ちょっと横道にそれてみる
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2012-10-22T06:23:00+09:00
2012-10-22T06:51:47+09:00
2012-10-22T06:23:59+09:00
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気分転換に書いているので、あとで消すかも。
大人になっても、したことがないこと。
些細な事柄で、意外にたくさんある。
それに気づいたり、体験するには、相手も同じ感性じゃないと無理だ。
相手の好意や愛情ばかりを気にしてしまうと、その感性がどんどん鈍くなる。
探らずに、ただ、いま目の前にいる相手をせいいっぱい愛おしく思う。
歳を取れば取るほど、余裕ができてそれができると思い込んでいたら、
既婚という絶望の壁が立ちはだかっていた。
出来る余裕が生まれたら、世間がそれを許さない。
たまたま、そんな箍、外せばいいじゃんという人に恵まれた。
数は少ないけど。沢山は身がもたないし、なにより性に合わない。
どの女性もつくづくすごいと思う。
喧嘩や不満をぶつけあうことはあれど、安っぽいドラマのように泥沼化しない。
「別の人と結婚したいから、好きなまま、仲の良いまま、しなくなろうよ」
「おかずにしてもいい?」
「それはご自由に(笑)」
互いにしたくなって苦しい時期はあっても、それも過ぎて仲が良い人。
体も心も知り尽くし合っているからこそ、相手を変に疑うことがない。
友情とはちょっと違う。人間同士の強烈な信頼関係、みたいなもので、今もつながっている。
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数年経って。
「あのさ、まさか、いまだにおかずにしてないよね?」
「すごい事聞くね。たまにしてるよ」
「すごいね」
「やっぱキモい?嫌ならやめるけど」
「不思議と嫌な気がしないから、いいよ」
こういうのって、普通じゃないのは承知している。
でも、そういう軽口を含めて、心地良いものだ。
もうお一方。
「今度、同じリスク背負うことになりました!」
「・・・・へ?」
「セックスしない本彼と、籍入れます。子供欲しいから、夜這いして作ります」
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「リスクを負ってもいいなと思うほど、きみが魅力的だったわけで」
「安心して、さすがにもう、生でいれてって言わないから」
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「ゴム必須でお願いします」
「え!???」
「ん?なになに?」
「結婚するなら、別れるんじゃないの????」
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「わからん」
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「そんな事言うなら、出会い系で男引っ掛けて、病気もらって死んでもいいの?」
「うーーん・・・・なんだそれ?脅し?(笑)」
「脅しと感じてくれるってことは、まだ私のこと好きでいてくれるんだよね」
不思議な測り方をする。
その後、彼女に子どもができてからもしばらく関係があった。
回数が減る分、得難い良いことがあるというのもはじめて知った。
三人目ができたとき、上の子が物心がつき
「さすがにこれ以上は、子どもにバレます」
「だよね」
「断腸の思いです!」
「どんだけ性欲強いのよ?(笑)」
「その相手し続けてくれたくせに!」
その後しなくなったものの、こちらが意に介さないせいか
なぜか子育ての相談を頻繁にうける。
彼女にとって旦那という存在はなんなんだ?と思わないわけでもないが、
旦那も子どもも、とても大事にしているのはわかるし、
ある意味お互い様なので、こういう形もあるのだね、と。
人数は非常に少ないが、やけに長い。
あやうく10スイートダイヤモンド渡しかねない期間(苦笑)
付き合ってる間に、「このあいだ結婚したかと思えばもう離婚」の芸能人や知人の数のほうが多い。
みんな、自分の「枠」の限界と抗い、戦っている。
その姿は凛々しく美しい。
僕は、沢山の大事なことを教わった。
年下の彼女たちに、いっぱいいっぱい愛情をもらって、育ててもらった。
そんな人に、
しなくなったからといって、恩義を忘れる訳にはいかない。
たぶん一生、大事にするのだろうなと思う。]]>
忘れられない恋(3)
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2012-09-06T05:48:00+09:00
2012-10-15T05:52:50+09:00
2012-09-06T05:47:53+09:00
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それが嫌で、最近は言わなくなった。
一番「若い頃は」と言ってたのは、20代かも(笑)
でもまあ、ここでは良いよね?
性欲って、歳を取ると弱まるのかと思っていたら、むしろ強まる一方だ。
若い頃は、未知の部分が多くて闇雲なあこがれが中心だったのが、
今は逆に、過去の経験を踏まえて、
もっとこうしたら悦んでもらえるのでは、とか、
こうしたら気持ちいのではないか、の意識が強くなっていく。
結局、自分の気持ちよさなどひとりよがりにすぎない。
昔は、自分が弦楽器で、女性が弦だと勘違いしていた。
違う。男は弦であるべき。
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本当に大切なことって、対象から自分が除外されがちな年齢に差し掛かると気づくもの。
-*-*-*-*-*-*-*-*
「言っておくが俺、下手だから」
予防線を張るように言った。
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ここはやめとこう、この先に小奇麗なのがたしかあったよね、
と、既に具体的に「入ること」を前提として歩く二人。
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その緊張感に音を上げ、
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頭が真っ白になりながら、苦し紛れに言う。
「経験じゃないでしょ」
目当てのホテルが目の前に現れた。
足早にロビーを横切り、ルームセレクトパネルの前に立つ。
「どの部屋が好み?」
「わかんないよ」
泣きそうな顔をしている。
緊張が最高潮で、何を判断しろと?という顔。
「ここにしよう」
ちょっと広めの白い内装の部屋を選んだ。
エレベータに乗り込む。
彼女は少し離れてもわかるほど震えている。
「緊張してる?」
彼女はせいいっぱい、とぼける。
「さあ、どうかなぁ?」
いや、しまくってるだろーと言いたかったが、
「俺も」
と言って笑ってみた。
クスクス笑う。
「ちょっと、顔が笑ってないよ?」
私の口元を両手の指でくいっと掴んで、引き上げる。
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ゲラゲラ笑う。
ポーンとエレベータが目的の階で止まる。
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またうっかり、弱音を吐いてしまった。
先にエレベータを降りた彼女が振り向いた。
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「なに?」
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靴を脱ぐ手を止め、
「私はね」
長い吐息を吐いたあと、彼女は小さくつぶやいた。
「このひとに強く抱かれたい」
綿菓子をそっとくるむように、肩から背中に手を回し
引き寄せてぎゅっと抱きしめた。
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ふわりと甘い匂いが鼻に忍び込んでくる。
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胸の中で、彼女がクスクス笑った。]]>
忘れられない恋(2)
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2012-08-22T06:47:00+09:00
2012-08-22T06:58:50+09:00
2012-08-22T06:47:01+09:00
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買い換えるごとに、SDカードから写真を移し替える。
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指でそっと画面をなでてみる。
しかし、ある日ついに不測の事故でデータが損失。
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忘れられない恋(1)
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2012-08-21T06:06:52+09:00
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感謝!!
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2005-07-29T03:23:15+09:00
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きまぐれ
前へ突き出て行く。
心を横切るのは一瞬で、
あっという間に前に出ようとする。
それを押しとどめると
とめどない痛みとやるせなさが満ちてくる。
なんの引っかかりもなく出せば出したで、
うつろでリアリティのない
ああ・・・
そして日は暮れる。
アスファルトにめりこむように、太陽の熱を擦り付けながら。
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